メタボリック症候群(メタボリックシンドローム)の状態の1つに糖尿病があります。糖尿病とは、血糖値が高くなる病気のことです。血糖値というのは、血液の中にブドウ糖がどれくらい含まれているかを示す値のことです。ブドウ糖とは、体内で食べ物を消化して作られたものです。ブドウ糖が血液中にあふれてしまう様態が糖尿病なのです。このブドウ糖は本来、血液の流れに乗って全身に行きわたり、筋肉や臓器を動かすエネルギーとなります。ところが、糖尿病になると、ブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞に運ばれないのです。ブドウ糖をコントロールしているインスリンというホルモンがあります。このインスリンが、うまく機能しなくなった病気が糖尿病なのです。インスリンの機能は3つあります。1つは、食後の血糖値が上昇しないように調節しています。2つ目は、ブドウ糖を脂肪やグリコーゲンに変えて蓄える働きがあります。3つ目は、ブドウ糖を細胞に送り込んでエネルギーに変える働きがあります。このインスリンが機能しなくなると、筋肉や内臓に対して必要なエネルギーが運ばれないため、全身のエネルギーが不足してしまうのです。



