かつては、腎不全が死因の第1位となっていました。それが、医療の発達により、早期に高尿酸血症が診断できるようになったことで、初期段階での治療が可能になりました。このようなことから、重大な腎障害に陥ることが少なくなってきました。しかし、その一方では、痛風と腎障害の合併の頻度は少なくなってないのです。さらには、痛風による腎障害による透析は、ますます増加する傾向にあるのです。したがって、今なお、痛風の経過についての医学的な見通しを左右するのは腎障害が、痛風の重大な合併症であるのです。そのうえ、痛風は「高血圧症」「糖尿病」「肥満」「高脂血症」などの生活習慣病を高い確率で合併しています。悪いことに生活習慣病は、動脈硬化(血管の老化)を促進させてしまうのです。動脈硬化を放置しておくと「脳卒中」や「心筋梗塞」などの病気に発展してしまいます。このことから、痛風だけでなく合併症の治療も、総合的に管理することが重要です。「心臓病」「脳卒中」は、元々は動脈硬化からきている病気だという事です。日本の死亡原因のベスト3に「脳卒中」と「心臓病」は入っている最も恐い病気です。日本の死亡原因の第1位になっているのが「がん」です。ところが、がんの場合は「肺がん」「大腸がん」「すい臓が」「肝臓がん」など、あらゆる部位に発生したがんを合計しての1位なのです。ところが、「脳卒中」も「心臓病」も単一の臓器で発生していルにもかかわらず第2位・第3位に入っているのです。
